1984-03-15 第101回国会 参議院 予算委員会 第5号
それからそういう点において、いまの条約の問題あるいは諸般の法律の整備の問題、あるいはそのほかの一般的、社会的取り扱いの問題等もあると思います。そういう諸般の問題について改革を加えていきたいと思っております。
それからそういう点において、いまの条約の問題あるいは諸般の法律の整備の問題、あるいはそのほかの一般的、社会的取り扱いの問題等もあると思います。そういう諸般の問題について改革を加えていきたいと思っております。
まして遺伝性ということをレッテルを明確に張ってしまったら社会的取り扱いはどうなるだろうか。やはり私の体験した経験と変わらないことになるんじゃないだろうか。私はその後、小学館の出している日本国語大辞典五十年版を見てみました。あるいは岩波書店の広辞苑の四十七年版を見てみました。そこでも「卒倒して手足をもがき口から泡を吹く」云々ということが全部共通した指摘であるわけです。
罪なくして刑事訴追を受け、幸いに裁判において無罪となった場合でも、現在の法制及び日本の一般社会的取り扱いにおいては、国民は刑事訴追を受けたことによって拘束、非拘束にかかわらず、裁判期間中、刑事被告人としての汚名を着せられ、信用を失墜するほか、身分上不利益の取り扱いを受けている実情であり、無罪の裁判確定に至るまでの間の裁判に要した費用も一般国民の平均収入から見れば決して少ないものではないのであります。
罪なくして刑事訴追を受け幸いに裁判において無罪となった場合でも、現在の法制及び日本の一般社会的取り扱いにおいては、国民は刑事訴追を受けたことによって拘束、非拘束にかかわらず、裁判期間中、刑事被告人としての汚名を着せられ、信用を失墜するほか、身分上不利益の取り扱いを受けている実情であり、無罪の裁判確定に至るまでの間に裁判に要した費用も一般国民の平均収入から見れば決して少ないものではないのであります。
現在の法制及び日本の一般社会的取り扱いのもとにおいては、国民は刑事訴追を受けたことのみによって、拘束、非拘束の差にかかわらず、裁判期間中刑事被告人としての汚名を着せられ、信用を失墜する精神的苦痛のほかに、身分上、不利益の取り扱いを受けている事実を看過すべきものではありません。 無罪の裁判確定に至るまでの間裁判に要した費用も、一般国民の平均収入から見れば決して少なしとしないのであります。
しかしいわゆる専門学校の学生と別個の社会的取り扱いを受ける。これはかなり心理的に影響のあるものでありまして、われわれの学生時代にも、やはり中学を出たときに専門学校へ行くのと、それから高等学校に行って大学に行くと予定された者と分かれたわけであります。その間には、非常に心理的な葛藤があったわけであります。そういう点において、非常にまずいものができると思うのであります。